RGM-79C　ジム改（スタンダードカラー）

　
箱絵のバニング隊長機のポーズを真似てみました。

　ジムのバリエーションモデル、ジム改です。
　スタンダードカラーは「不死身の第４小隊」ことバニング隊長以下、ベイト・アデル・モンシアの機体という設定らしいです。
　ステッカーには第４小隊の部隊章やパイロット名のデカール（カメレオンのマリーの名前まで入ってるのはどうよ＾＾；；；）、説明書のイラストにはさりげなくパイロットのイラストが入っているという芸の細かさ。

　ノーマルジムの時も書きましたが、成形色の緑が強すぎない？？
　いっそオフホワイトにしても誰も文句言わないと思うけどなぁ。
　それはともかく、このキットの武装の設定はなかなか面白いです。
　ジムライフル、９０ミリマシンガン、ロングライフルの３種類がバレル（銃身）と機関部のパーツを交換することで再現されています。
　つまり銃本体（レシーバー部）はすべて共通という設定。
　すべて口径が９０ミリらしいのでこの設定はリアルなのかもしれませんが、ジムカスタムではジムライフルと９０ミリマシンガンを別パーツとしてたのを考えると、どっちがいいんだろうなと思ったりする部分ではあります。
　ロングライフルのバイポッドが一体成形になってるのですが、これはディテールアップしろというバンダイからの無言の圧力なんでしょうか（笑）…てかどうせバレル交換なんか再現するならここまでリアルにしてくれよ！！
　ビームスプレーガンを腰にマウントできたり、シールドの裏にビームサーベルを２本固定できたりというのもなかなか良いと思います。
　このキットではだいぶフレームにガワを被せるという発想になってきているので、中身の機構のリアルさも出てきています。
　膝関節なんかはかなり凝ってますが、どうせならジムカスタム／クゥエルもほぼ同じ構造なんだからこれと同じにして欲しかったなぁ。

　もうちょっとだけ色分けを頑張ってもらえたら、この時期のキットとしては文句の付けようのない名キットなんですよねぇ…
　ジム改はカトキデザインとはいえ、００８０に出てたジムコマンド（出渕裕氏デザイン）の流れを汲んでるので、同様の流れを汲んでいるジムカスタム／クゥエル同様、どうにもブチデザインの臭いのする意匠があちらこちらにありますね。
　個人的にはかなり好みですけど。

ノーマルジムとジム改……ジム改はかっこよくなりすぎじゃねえか？？

キットお勧め度：★★★★☆

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